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法学検定

2014年度法学検定試験 合格体験談

実際に法学検定試験を受験し、見事合格を果たした方から
試験の感想や体験談をお寄せいただきました。

[アドバンスト〈上級〉コース]
最優秀賞
[スタンダード〈中級〉コース]
合格
大学2年 b 加藤甲斐斗さん  

 私が法学検定試験を受けたきっかけは,せっかく法学部に所属しているので何か法律に関する試験を受けてみたいと考えたことや,自分が学んできたことがどれくらい理解できているか知りたかったこと,また倒産法に前から興味を持っていたのでこの機会に勉強してみたいと考えたからです。
 勉強方法としては,過去問を中心として勉強しました。また過去問を解く際には判例六法を手元に置いたうえで条文や判例を見るように心がけていたと思います。憲法は,条文や判例の知識だけでなく学説も問われることがあるようなので,そこは基本書を読んで学習していました。あとは,ある問題がなぜその答えになるのかという理由付けを,解説を読む前に自分で考えるように努め,解説に出てきた条文や判例に関する周辺知識も,忘れずに拾っていくようにしていました。
 これからもこの結果に満足せずに,法律を日々学んでいきたいと思います。

 

[アドバンスト〈上級〉コース]
優秀賞
神戸学院大学法科大学院修了 b 中尾喜久男さん  

 私が法学検定試験アドバンスト〈上級〉コースを受験した動機は,同コースの問題が法的思考力を養う上で有効であると考えたからです。そのことは,同コースの過去問集を使っての学習で実感していました。
 試験当日の問題も単に知識を問うだけのものではなく,条文の趣旨や制度の本質から考えて推論して解答する良問が多数出題されました。問題を解いている段階で新たな視点の発見もあり,時間に追われながらも充実した時間を過ごせました。
 私が大阪地区会場の最寄り駅で会場までの道順を尋ねた人も別のコースの受験生でした。その方との行き帰りの道中で,受験勉強や受けた試験の感想を話し合ったことも楽しい想い出になりました。
 最後に,私の師が法律家として必要な資質として,「邪悪を正す冷徹な知性」,「人間を愛する温かな慈愛」,「勝利を決する強靱な魂」という言葉を仰っていました。この言葉を胸に,法曹を目指して真剣に日々挑戦していく決意です。

 

[スタンダード〈中級〉コース]
最優秀賞
神奈川県44歳 b 太田 江美さん  

 第1に受験のきっかけ,第2に勉強法,第3に針路について書こうと思います。
 第1の点は,就労の前に実績を残したかったことです。私は,法科大学院在学中に発病し,9年間法律の勉強のブランクを経て,今回の法学検定試験に臨んだのですが,申し込んでから48日で自分の力を試すことになりました。
 第2に勉強法についてです。まずベーシック〈基礎〉コースの問題集を10日で回し,条文にあたりながら基本概念と体系を頭に入れました。次にスタンダード〈中級〉コースに照準を合わせました。中級は5科目ですが,刑法は総論と各論に分け,6科目の感覚で勉強することにしました。そこで,次の4点の方針を立てました。@該当箇所の条文は要件と効果に分けて読み込むこと,A科目を3日以上開けると忘れてしまうため,2日以内の間隔で勉強すること,B1日3科目以上勉強すること,C万遍なく勉強することとし1科目2時間以上はかけないこと,の4つです。
 試験本番までに問題集を最低3回は回しました。そして,@暗記しにくい肢,A着眼点,B要件や効果を整理した情報など,その問題に必要な情報を付箋に書き,気になる問題ごとに付箋をヨコに貼っていきました。そして見直しが必要な問題は付箋をタテに貼り直しました。試験直前の2日間は,付箋のタテに貼ってある問題のみ見直しました。
 民訴は,@改正された制度やA管轄送達期間などは,覚えにくく忘れてしまいがちです。そこで,直前に見直し,情報を付箋に整理しチェックしました。試験当日の移動時間は,民訴の@Aのみ見直しました。
 第3の針路についてですが,法律を活かした仕事に就きたいと思っています。

 

[スタンダード<中級>コース]
優秀賞
長野県64歳 b 福井 徳保さん  

 私は,今回スタンダード〈中級〉コースを受験するにあたり,問題集に加え刑法と民事訴訟法の基本書を併用しました。この試験は各コースによってステップアップしていけるので自分のレベルにあったコースを選び,それに合格したらさらに次のコースへ挑戦することで確実に実力がアップすると思います。私は,前回ベーシック〈基礎〉コースを受験し,今回中級コースに挑みました。試験会場では若い人が圧倒的に多いのは当然ですが,私と同世代の人も何人か拝見し,心強く感じるとともに,よし,頑張ろうとファイトが湧いてきました。私は,これからも自分の知識を磨くべく勉学を続け,今度はアドバンスト〈上級〉コース合格を目指して頑張りたいと思っています。

 

[スタンダード〈中級〉コース]
団体賞
[アドバンスト〈上級〉コース]
合格
東洋大学4年 b 高瀬 雄太さん  

 私が法学検定試験を受験したのは,これまでの法律の学習でどれだけ力をつけることができたか確かめようと思ったからです。1年次より,学習の成果はどれほどのものか試そうと思い,受験を継続してきました。そして今年度は,4年間の集大成としてアドバンスト〈上級〉コースに挑戦しました。
 試験に向けては,法検の公式アプリを利用して空き時間に問題を解きながら,間違えた点や知識が曖昧な点は基本書や判例集で徹底的に確認するようにしていました。これを何周も繰り返すことで理解を確かなものとして試験に臨むことができました。特に苦手としていた債権法や刑法は,重点的に学習することで苦手を克服し,得意な憲法や商法も油断せず,さらなる理解に努めることで,憲法については満点を取ることができました。
 これまでの学習を通じて感じたことは,法律を学ぶ上で理解することが何よりも重要であるということです。この規定は何故置かれているのか,何故このような仕組みになっているのか,この事例では何故このような結論になるのか。こうしたことを常に考えながら学習することが,実力に繋がると思います。法検の問題,特に上級コースは,上辺の知識を暗記しただけでは解くことができない,理解が問われる問題だと思います。これは自らの実力を試す上で最適の試験ではないでしょうか。これから法検を受験される方は,ただ問題を解くだけでなく,基本書や判例集による理解を徹底し,問題集や過去問集を繰り返し解けば,合格することができると思います。
 私は,卒業後は法律に関わる職に就くことになりました。これまで学んだことを活かし,さらに理解を深めながら,仕事に臨みたいと思います。

 

[スタンダード〈中級〉コース]
団体賞
鹿児島大学2年 b 高野 翔太さん  

 私が法学検定試験を受験しようと思ったのは,大学の講義中に,スタンダード〈中級〉コースを取得すれば,大学で法律を学んだ客観的な証明になるという話を聞き,この資格を取りたいと思ったのがきっかけでした。また,これまで学習した知識を復習できる機会にもなると考え,今回の受験を決意しました。以下,私が勉強をする際に意識していたことを述べたいと思います。これから勉強する方の参考になれば幸いです。
 まず,問題集の量,質がベーシック〈基礎〉コースよりも上がっていたため,早め早めに取り組むことを心掛けました。法律の文言は一度読んだだけでは理解できない部分も多いため,2回3回と繰り返して学習するようにしました。問題集に着手した頃は,計画を立てたものの思った以上に勉強が進まず,試験までにしっかり理解した状態で臨めるかが不安でした。モチベーションが下がり続け,結局何もやらなかったということを避けるためにも,最近,講義で扱われたところから問題を解き始めたり,自分が理解しやすいところから取り組んだりするなど自分なりの工夫をしてみると良いと思います。
 また,2つ目に民法・刑法では図を書いて考えることを怠らないようにしました。自分の頭の中で考えるよりは確実に事実関係を把握できると思います。図を書いて考えることで,一問一問を深く考えることに繋がります。安易な暗記に走って曖昧な知識を増やすよりも,内容を丁寧に理解し,論理的に思考した方が記憶に残りやすいと思います。
 大学生になると気が緩んでしまい,自分で学ぶ姿勢が失われがちでしたが,法検を受験することで,授業以外の時間を見つけて,継続して自分で法律を学習する時間が増え,能動的に勉強をするきっかけになりました。また,講義では扱う時間のなかった部分や,これから受ける講義の内容を自分で学習することで,それぞれの科目の全体像を理解することができました。そのため,その後の授業の理解がしやすくなったと感じています。
 法検の受験を通して,さまざまな法の知識や考え方を学んだだけでなく,主体的に学習する時間を設けたことで,確実に成長することができたと思います。これからもより高いレベルを目指して,法学の深い学習に興味を持っていきたいと思います。

 

[ベーシック〈基礎〉コース]
最優秀賞
[スタンダード〈中級〉コース]
合格
國學院大學3年 b 深澤 聡祐さん  

 法学検定試験を受けた動機は,大学で学んだ法学の基礎の確認をするためでした。一言に法学を学ぶと言いましても,法律の種類は多く,また各法律は,構成によって複数の分野に分けられます。そして大学で学ぶにあたっては,当然民法は民法,刑法は刑法で学び,それらも民法なら総則・物権・債権などに分けて,段階的に学んでいくことになると思います。
 法検においては複数の基本的な法律を対象とし,ほぼすべての分野について出題されます。本試験を受けることにより,今まで部分的に学んできた法学を包括的に学び直す機会となりました。そのため,今まで学習が疎かになっていた部分が補完され,また全体を見通すことにより,さらなる理解の発展につながったと感じられました。
 出題においてもコースによって個人の求める難度を選ぶことができ,出題内容も基礎知識のみでなく判例もバランスよく学ぶことができます。将来において,法律を活用した職を目指す方にも,日々の学習の助けとしたい方にも,役立つものとなると思います。

 

[ベーシック〈基礎〉コース]
優秀賞
静岡県43歳 b 水元留美子さん  

 地方公務員として働いて20年になりますが,大学では法律を専門に学んだわけではなく,実際に税務や土木などの業務に携わる中で,公務員として,法令について最低限の基礎知識が必要であることを年々痛感するようになりました。そして,一昨年に総務省自治大学校の短期の派遣研修に参加させていただき,周囲の協力・支援を得て無事修了することができました。様々なことを学んだ中で,とくに「官」が明治初年当初「行法」つまり「法を行う」者であったこと,そして「国民・住民の代表が議会で定めた法律・条例に忠実に従うことが,全体の奉仕者である公務員の使命である(法律による行政の原理)」ことが印象に残っています。
 今後,学んだことが実務に活かせるよう,知識を定着させたいとの思いから今回受験を決めましたが,準備期間が3か月程しかなかったため,本来目標としていた行政法を含むスタンダードコースは諦め,まずはベーシックコースのみを受験しました。今はまだ,ようやく法を学ぶ者の1人として入口に立ったような段階ではありますが,実務を通じて今後も研鑽に努め,より良い仕事に繋げていきたいと思っています。

 

[ベーシック〈基礎〉コース]
団体賞
立正大学1年 b 神山 高緩さん  

 法学検定試験ベーシック〈基礎〉コースを受験するにあたって,私は大学で開かれている対策講座を受けながら合格を目指しました。対策講座では,問題集と講師の方が試験の対策に必要な内容のみをピックアップした冊子が配布され,それを中心に講義されました。
 講義を受けながら自身でも空いた時間で問題集を解き,また配布された冊子を読んでなるべく理解を深めることに努めました。
 ベーシックでは,法学入門・憲法・民法・刑法が問題の内容として出題されます。民法に関しては,法検の講座をとる以前に宅地建物取引主任者の資格講座を受けていたこともあり,それほど理解を深めることに苦労はしませんでしたが,他の3つの科目については,夏休みをはさんだ関係もあり,抜けた知識を補うことに苦心しました。
 法検に合格するには,まず前期の授業の内容をしっかりと頭の中に入れておくことが重要だと思います。法学入門で法学がどういうものなのかという全体像を把握しておき,憲法・民法・刑法のそれぞれの構造や仕組みをきっちり押さえておけば,法検の勉強をしたときに内容がすんなり頭に入りやすくなり,問題集でその知識をアウトプットする練習を重ねておけば,まず落ちることはないと思います。
 法検の勉強を通して,私は自主的に勉強することの重要性を改めて認識しました。
 大学の授業は,知識を与えるのではなく,抽象的な知識を学生に与えて学生自身にそれを考えさせるものです。1回聞いただけではぼんやりとしたもののままで,理解しきれません。故に,自身で復習を行うなどして,与えられたものをさまざまなことにあてはめ,理解を深める必要があるのです。私自身,前期の内容についてはよく理解しているつもりだったのですが,法検の勉強を始めたとき,それが大きな誤解だったことに気が付きました。授業を受け,理解したと思っていたことが実際にはあいまいであって,完全に理解できていなかったのです。法検の勉強は,そうした意味で復習も兼ねることになり,非常に役立ちました。
 「理解したつもり」でいたままでは,試験などのときに泣きを見ることになります。重要なのは,その学問に関心をもち,自分なりに授業で与えられた知識をこねて形にしていくことなのです。来るのを待つのではなく,自分から向かっていく姿勢が何より大切なのではないでしょうか。
 法検の勉強を通して学んだことを,今後の大学での勉強や,将来の目標である地方公務員の試験対策に生かして,さらに躍進していきたいと思います。

 

[ベーシック〈基礎〉コース]
団体賞
北海学園大学1年 b 渡邉 麻友さん  

 私が法学検定試験を受験しようと思ったきっかけは,法律について多くのことを知りたいと思ったからです。大学に入学して,初めて法検というものがあることを知りました。最初は法律についての検定なんて面白そうだなという気持ちで,大学で開催された説明会に行きました。説明を聞いてみて,法律の知識が身につけられること,大学の講義の予習にもなることが魅力的だったので,受験を決めました。
 勉強は,主に問題集を使って行いました。試験問題の大半が問題集から出題されると聞いていたので,問題集に載っている問題は完璧に解答できるようにしようと思ったからです。内容を1度ですべて覚えることはできないので,1周目は解説を読むことに重点を置いてどのような理由でその答えになるのか確認し,2周目以降は繰り返し問題を解いて覚える,というような勉強の仕方をしました。試験勉強は憲法・民法・刑法と覚えなければいけないことがたくさんあります。あたり前のことですが,地道に少しずつ勉強してそれらの知識を身につけることが合格に繋がるのだと私は思います。
 私は,法検の勉強を通して,改めて法律を学ぶことについての面白さを実感しました。現在は行政書士の資格取得を目指して勉強しています。まだ将来の目標を具体的に決めてはいませんが,今回学んだ法律知識を少しでも活かすことができればいいなと思っています。

 


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